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ララバイ・フォー・ガールネタバレ結末同窓会

思い出の人っている?傷つけられても、楽しくても、自分を成長させてくれた女友達を描いた4編。

ララバイ・フォー・ガールあらすじ

校則違反で叱られるクラスメイトをバカだと思うかなは、自分とは正反対のギャルゆきなとお茶することに。話しながら、かなはゆきなが今を目いっぱい生きている事に気づきます。かなはゆきなに憧れ-。同窓会に現れた花岡は超ド級の美人になっていた。花岡をゴミと蔑んでいたありさはトイレに逃げ込みます。そこに花岡が追って来て-。他にも時を経て変わって行く女たちの関係と成長を描く全4編を収録。自分の成長を確かめたい人必見です。

著作 松崎 夏未

ララバイ・フォー・ガール登場人物

結生 かな(ゆうきかな)
お嬢さん学校に通う女子高校生。クラスメイトを見下しますがゆきなと付き合い変わっていきます。

玉手 ゆきな(たまてゆきな)
かなと同じ予備校に通う受験生。バッチリメイクのギャルですが今を懸命に、自由に生きています。

鈴木 ありさ(すずきありさ)
読者モデルをしています。可愛い事が一番、醜い花岡を見下しています。ごく普通のOLになります。

ララバイ・フォー・ガールネタバレ

ファストフード店。
美女がハンバーガーを大口でパクつく。
「わっ 見てあのハンバーガーでかっ」
近くで見ていたJK達が騒ぐ。
-わたしへ
ハンバーガー食べるの上手くなりました
もう大人になったので なんだって できるよ-

10年前。
お嬢さん学校白雪学園。
スカートが短い、髪を染めたとクラスメイトが教員に叱られて
いるのを横目におさげ髪の結生かなは登校します。
「ごきげんよう」
かなは丁寧に周囲の生徒たちに頭を下げる。かなは思う。
-バカ
どうせつかまって理不尽に怒鳴られるんだから
初めから大人しくしてればいいのに
叱られた生徒は教室で、今度は化粧品の話。
トイレでリップを試すとはしゃいでいます。
バカばっかり
こんなところ早く抜け出したい-
かなははしゃぐ声が聞こえるトイレを通り過ぎる。

別の学校。
ツインテールに下着が見える程シャツの前を開け、
玉手ゆきなが男子との初デートなのに化粧ポーチを忘れた
大騒ぎしています。
初デートはナチュラルメイクにすればと言う友人に
「それでガタガタいう男なんかいらん
気合入れて一番カワイイゆきなになってあげてんの!
と言い返します。
結局友人と放課後ドラッグストアに化粧品を買いに行くことに。
ゆきなは同じ予備校に通う、白雪学園の女の子を見つけます。
女の子は化粧品の棚に見入っています。
視線に気づき、
「あの人予備校のギャルだ 見られた」
と慌てて店を出るかな。
翌日かなは予備校で昨日のギャルに声をかけられます。
ギャルは自分から玉手ゆきなと自己紹介してよくしゃべり、
よろしくね、とにっこりします。
まじめに講義を聴くゆきなに
ギャルのくせにちゃんと勉強するんだ」
と意外に思うかな。
予備校の帰り、かなはゆきなからお茶に誘われます。
変な人、と思いながも悪い気はせずハンバーガーショップへ。
かながハンバーガーを食べたことが無いと言うと、
ゆきなは驚きながらも食べ方を教えてくれます。
思わず
「おいし」
と声を上げるとゆきなが
「初体験成功〜!」と目いっぱい喜ぶ。
かなはクラスメイトへの不満をゆきなにぶちまけます。
怒られるのが分かっていて反抗するのが分からない、
自由を求めて校則を破り尚更不自由になるなんてバカげてる、
適当に従う振りした方が楽
ゆきなは興味深げに聞き、
「そしたらうちもばかげてる人じゃん?」
と尋ねます。
仕方なく肯定するとゆきなは不愉快な顔もせず言います。
「…好きなことできるうちに好きなことしたい…
誰に何言われても今一番可愛い自分になりたいんだあ
うちなんでも120%でやらないと気が済まないからさ
死んだフリみたいなのできないっつーか
「死んだフリ」に反応し、かなは、
ゆきなは濃い化粧を見て不真面目なのかと思った、
そうやって生きる姿がむかつくと思っていた、
と言ってしまいます。
ゆきなは
「すげー言うじゃん うけるー」と平気な顔。
かなが謝ると、
「べつにいーし
みんないろんなこと考えて生きてんだから
またお茶しよ!」
と言ってくれます。
店を出ながら
-わたしこれから
ちゃんと生きられるだろうか
と思うかな。
かなはゆきなから化粧を教わります。
鏡の中の自分に感激し、
魔法みたい」というかなにゆきなは
最強の魔法だよ」
と言います。
自由に生きるゆきなと付き合い影響されたかなは、
メイクの専門学校へ行きたいと思い始めます。
親に猛反対され、賛成してくれると思っていたゆきなも反対
ゆきなは入試が近いから印象が悪いとガッツリメイクを止め、
「今はそれどころじゃないっつーか
ここでテキトーこいて将来自分のことキライになりたくないんだよ」
と言う。
かなはゆきなを平手打ちし、
「物わかりの言い大人みたいな事言わないで
今のゆきなはつまらない!」
と言ってしまいます。
「あんたは親に反抗したいだけのガキ」
と言い放つゆきな。
かなはたまらずその場を走り去ります。
その後かなはゆきなこそがなりたい自分であり、
親の許から逃げたかっただけだと気づく-。

10年後-。
ファストフード店で、JK達をほほえまし気に見つめる美女に
声をかける女性が。
「かなちゃん!」
ゆきなが泣き出します。
相変わらずバッチリ化粧し、いきいきした雰囲気は変わりません。
あ、この感じ
かなは思います。
きれいになった、と褒めてくれるゆきなにかなは
魔法 つくってるよ
と化粧品メーカーに勤めている事を伝え、
「昔のことずっと謝りたかった…ごめんね」と告げる-。(「ララバイ・フォー・ガール」)
読者モデルをしている鈴木ありさは「可愛くて当たり前」で、
かわいくないものはゴミ同然
見た目がかわいくない同級生の花岡を蔑んでいます。
そんなありさは花岡の幼馴染亮太と付き合っています。
ある日花岡が来て、涼太と親し気に話し出したのにありさは
激怒します。
ありさは花岡を呼び出し、
ゴミ、ブス その顔でしゃしゃってんじゃねーよ」
と胸を蹴り上げる。
その脚をつかみ、
「見た目悪かったらこういったのも甘んじて受け入れると
思わないでくれる?」
と表情も変えずに言い返してくる花岡。
その後ありさは読モの契約を打ち切られ、普通にOLになります。
だんだん「カワイイ」が努力しないと手に入らなくなってくる。
ありさは結婚し、女児の母となります。
同窓会に出かけ「昔と変わらない」と言われ、がんばっている
のに、と悔しがるありさ。
そこに花岡が現れます。
花岡は格の違うゴージャスな美しさを身に着けていました。
愕然とし、思わずトイレに逃げ込んだありさを花岡は追って来ます。
「びっくりした?」
花岡はミスユニバース代表になり、テレビにも出て昔と
比べ物にならないくらい楽しいと言い、
あなたみたいな普通の人生もう考えられない
私は特別になんだって思えるわ」
と言います。
ありさも
「だからなんだっての…
張りあってるつもりなんて全然ないし…
あたしはあたしで幸せなのよ!
と言い返す。

時が経ち、ありさはもう、可愛くなくてはならないとは思わず、
人生、なんでもいいのだ、と理解するようになっていました。
娘は
「おにくやさんになる!」と言う。
花岡の出ているテレビを消し、ありさは
「お肉がたくさん食べたい気分」と呟く-。(「今夜、ヴォーグのフロアで」)
J2で活躍し30歳目の前で退団、全て失った貴之が郷里で
再会した初恋の人道子は、大人しかった昔とは雰囲気が
変わってしまい、町を出たいと言う。
結局貴之が前に進もうと旧態依然の町を出る事に(「お寺の道子ちゃん」)。
共学の計画がある女子高。ゆかりは何故反対運動が起こるのか
分かりません。友人の宇津見と校内を歩いている時、
人気のない廊下で女の子が2人、寄り添っているのを見かけます。
ゆかりの言った
レズじゃん
の一言で宇津見が傷つき、2人の関係が微妙なものに。
何度男子に告られても断り倒す宇津見は女の子が好き。
宇津見を通してゆかりは自覚していなかった差別意識に気づく-。(「EVER GREEN UTOPIA」)
女の子が成長し、自分の幸せを見つけて行く、一筋縄では
いかない道のりが描かれる読後感爽やかな4編です。

ララバイ・フォー・ガール感想

いろいろな感情の起伏が細やかに描かれ、作者の観察眼の鋭さがうかがえます。女の子達の発する一言一言が深いです。

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