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春駒 ~吉原花魁残酷日記~漫画ネタバレ結末

遊女が法律で認められていたの知ってた?約100年前、吉原遊郭に売られた女性が書いた日記を基にした遊女の毎日。

春駒 ~吉原花魁残酷日記~あらすじ

亡父が残した借金を返すため、森光子は母と妹を残し東京へ働きに出る事になりました。男性にお酌をする仕事と聞かされていましたが実際は光子の仕事お客に体を売る花魁(おいらん。女郎一般のこと)。春駒の源氏名で客を取らされ稼ぎは楼主にピンハネされる辛い毎日を送ります。もう以前の光子には戻れないと知った時、花魁春駒は日記を綴り始める実在した花魁春駒の日記を基に大正の遊郭に働く生活を克明に漫画化。底辺女性史に興味ある人必見です。

著作 望月 帝

春駒 ~吉原花魁残酷日記~登場人物

春駒/森光子(はるこま/もりみつこ)
19歳の本好きな女性。贅沢で楽な仕事と騙され東京へ出てきました。男に体を売る花魁にさせられ、日記を書き始めます。

紫君(しくん)
光子の先輩花魁。駆け落ちした相手に騙され酌婦に売られ、吉原に来た時は31歳。優しい人柄で春駒をなぐさめ、助けます。

鵜飼 朔太郎(うかいさくたろう)
東京帝国大学に通う二十歳の学生。吉原の女性を救いたいと言いますが、春駒に花魁の上辺しか見ていないと一喝されます。

春駒 ~吉原花魁残酷日記~ネタバレ

大正13年の年末、森光子は亡父の借金を返すため、

母と妹を残し東京へ働きに出る事に。

母が、好きな本も持って行きなさいと風呂敷に包んで持たせてくれます。

周旋屋(ここでは女性を遊郭等に売る人。女衒)が迎えに来て、光子は東京行きの汽車に乗ります。

「花魁」なんてちっとも怖いことはない、酒のお酌をして

喰い物はごちそう、着物を着て、金にも不自由しない、

まるで御殿のような生活だと周旋屋は言います。

2〜3年で帰れるのか、という光子の問いにももちろん!と

答える。

東京に着き、タクシーに乗ります。

周旋屋が「吉原」と言うと運転手が「ほーお」と意味ありげな

目つきで光子を見る。

2人が着いたのは長金花楼。大きな建物の中に入ると

男が待っていて、主人の長岡だと自己紹介します。

贅沢な身なりを見て、「花魁」もこうなのだと思う光子。

時計が鳴り、楼主が「彼女たち」の夕飯時だ、と言います。

廊下を、おしろいもまだらな、寝ぼけてぼんやりした顔付きの

女たちが通り過ぎます。

周旋屋が、

「これからは何でも男に騙されないようにして

こっちからうまく騙すようにしなければ駄目ですよ」

と言い、二言三言付け加え帰ります。

その晩、廊下を通りすぎる女たちを思い出し、

「妾もいまにあの人達のようになるのだろうか」

と眠れなくなる光子。

翌日警察に娼妓届を出した光子は健康診断に向かいます。

脚を広げる台のついた異様な椅子があり、医師は

「下を見る検査台」だと言います。

-なぜ商売に下が関係あるの?どうも変だ…

と訝る光子。

周旋屋が最後に言った

「客も男だもの性欲が起こるのは当たり前です

それをうまくかわすのが花魁なんだ」

の言葉を思い出し、光子は大丈夫だと自分に言い聞かせ検査を

受けます。

店では清川という花魁が世話を焼いてくれます。

店に出る日、光子は春駒の源氏名を選びます。

朋輩衆から「おめでとう」を言われ、春駒は着飾って

張見世(客をとるまで待機する部屋)に入ります。

客がつき、おばさん(花魁たちの世話係)と客の居る部屋へ。

「この花魁はまだ男を知らないのですからどうぞお手柔らかに」

の言葉に「ああいいよ」と軽く答え背広を脱ぐ客。

最初は酒を飲んでいましたが、客が「花魁部屋に案内してくれ」

と言います。

おばさんに示された部屋には枕を2つ並べた布団が。

「一緒に寝ろということですか!?」

血相を変える春駒を睨みつけるようにおばさんは

「当たり前でしょう」と答えます。

そして

「いいですか お客様が何を要求しても

絶対に嫌だなんて云ってはいけませんよ。」

と叱り飛ばす。

見知らぬ男となんて…出来る訳がない!

なんとか逃げ出せないものかと思案する春駒でしたが結局は

客の待つ部屋へ戻ります。

謝る春駒に

「僕は何もしないよ」

と言いながら、客は春駒の郷里の家族を持ち出し、結局

春駒を意のままにします。

その後もカネでモノの様に扱われ、抵抗したり嫌な顔を

すればおばさんにどやしつけられる日々が続きます。

さらに2〜3年と聞かされていた奉公が実は6年だったと知る。

春駒はある日、喉を突き死のうとします。

寸前に郷里で待つ母と妹を思い出し

「死んでどうするか」

と思いとどまります。

自分をはけ口にする男、女に客をとらせて稼ぎ贅沢をする楼主、

何も知らないのをいいことに女を騙し遊郭に売り飛ばす周旋屋。

彼らに復讐する方法を書き留めるために、春駒は日記を書き始める-。

正月が来て、正月三が日、七草など、月中の決められた日に

馴染み客に高額な遊びをしてもらい、それが出来なければ罰金

を取られる「玉ぬき(ぎょくぬき)」では、馴染み客の居ない

春駒は連日の罰金で、すぐにお金が無くなります。

辛い毎日に、性病の怖さを知らない春駒は、皆が嫌がる入院を

願うようになります。

そんな春駒にお金を立て替え一緒に泣いてくれ、早く借金を

返しここを出て行くよう言う紫君や、吉原の女性を救いたいと

言いながら花魁の上辺だけしか観ようとせず、春駒に叱られ

つつも「泥中の蓮」と春駒を讃えた鵜飼朔太郎らが春駒の

気持ちを慰めてくれます。

鵜飼朔太郎は、後に春駒の運命を変える美貌の女流歌人・柳原白蓮

ついての本を春駒に贈りました。

婦人科系の病で入院した診療所では別の遊郭から来た小町と

出会い、強いと言われ泣いたり悩んだりしているのに、と

不思議に思います。

花魁としての毎日を送る中で、世間の裏や汚さを身をもって

体験する春駒は怒りを日記に書き綴ります。

春駒は自分を苦界に落とした者たちに復讐できるのか。

続きが読みたくなる漫画です。

春駒 ~吉原花魁残酷日記~感想

男に体を売る毎日で、流されずにこんな生活は嫌だとはっきり言い続けられる春駒は、強く知性ある女性だったんですね。原作が読みたくなりました。

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