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春駒 ~吉原花魁残酷日記~(7〜11話)漫画ネタバレ結末

入院したことある?病気なのに医師や看護師に虐げられ辛い思いの花魁たちの中で、一人春駒は楽園だと…。(※巻数は「まんが王国」に依っています。)

春駒 ~吉原花魁残酷日記~これまでのあらすじ

森光子は父の借金を返すため19歳で吉原に売られます。お酌をする仕事だと騙され、春駒の源氏名で店に出て客を取らされて初めて会った男に処女を奪われる光子。自死を考えますが思いとどまり、復讐のために日記を綴り始めます。正月になり、しまい日の玉抜き(ぎょくぬき)ができず罰金を払わされ続ける春駒。先輩花魁紫君が罰金を立て替えてくれた上一緒に泣いてくれ、幾分かは心癒されましたが-。過酷な花魁の暮らしが一層浮き彫りになる7巻へ。

ここまでの詳しいあらすじはこちら

→春駒 ~吉原花魁残酷日記~漫画ネタバレ結末

春駒 ~吉原花魁残酷日記~(7〜11話)あらすじ

ある日、学生のお客が来て吉原の女性を救いたいと言います。春駒は上辺しか見ていないと一喝。反省した学生は春駒に指輪と本を贈ってくれます。店に出てひと月経ち、春駒はおばさんに客からご祝儀を取るよう言われます。この頃から春駒はお腹が痛むように。腹痛で寝ていると清川が優しい言葉をかけて行きます。春駒は入院し、酷い扱いを受けますが客をとらなくていい楽園だと思い、千住遊郭の小町とも仲良くなり退院します。店では食事が悪く少なく、主人の意図に気づいた春駒は-。

著作 望月 帝

春駒 ~吉原花魁残酷日記~(7〜11話)登場人物

春駒(はるこま)
19歳で吉原に売られます。群馬県出身。花魁春駒として客を取らされ、復讐のため日記を綴ります。

清川(きよかわ)
春駒と同年齢の花魁。男に貢ぐため花魁となりましたが男は来なくなりました。春駒を慕っています。

小町(こまち)
春駒が入院先で出会った、同年齢の花魁。千住遊郭から来ています。春駒を強い人だと言ってくれます。

春駒 ~吉原花魁残酷日記~(7〜11話)ネタバレ

紫君の好意に触れ、幾分仕事に身が入るようになった春駒。

ある日、大学生の初会(初めて店に来ること)客が現れます。

部屋に案内すると

「ふっ…布団を片付けてもよろしいか…!」

と布団を片付けさせます。

青年は鵜飼朔太郎と言い、酒も飲まずに話を聞きたがります。

吉原の女性を救えないかと思い娼妓について知りたくて来た、

苦しみを分かることが出来たと言う鵜飼に怒る春駒。

目を合わせようとしない鵜飼に

「一体何をわかったというの…

本当に知りたいなら妾を見てください

と迫り鵜飼は深く反省、春駒と向き合おうとします。

鵜飼は泥中の蓮ということもあると言い、春駒に十字架の

ついた指輪や本を贈り、春駒は本に柳原白蓮の話が収録されて

いて喜びます。

鵜飼は

「意志を強固に持っていれば

周囲の空気に染まることは無い、

人間の尊さをどうか忘れないでください

と言って帰ります。

春駒が店に出て1ヶ月が経ちました。

「新規さん」でなく「花魁」と呼ばれ春駒はぞっとします。

-この一か月 妾は「初見世」という、品物だった。

人肉の市の-

これまでを思い、いつの間にか泣いている春駒。

鵜飼の言葉を思い出し、指輪を見て

-何も思うまい考えまい-

とかろうじて心を鎮めます。

チク、とお腹が痛む-

おばさんの説教が始まります。

「初見世」の札が取れ、今までのように初会の客を回してもらえない

「花魁」の自覚を持ち

ご祝儀(玉代の他にもらうチップのようなもの)をたくさん貰いなさいよ

あんたみたいに商売気のない人ってありゃあしないわ-

春駒はご祝儀をねだってみますが上手くいきません

「高い遊興税取っておいて、また祝儀までとるのか!」

と激怒する客までいました。

お腹はますます痛くなってきて、ご祝儀をもらえないことを

責めるおばさんに春駒は

-こんな時に…!親切ごかしにィ…!!!

と歯ぎしりします。

病院でもらった薬を飲んでも痛みは治まらず

春駒はおばさんに後生だからと願いでてやっと休ませて貰います。

寝ていると清川が来ます。

叱られる、と心配する春駒に清川は構わないと言って隣に

寝ころびます。清川は

心臓が悪くなり、少しお客をとると息が苦しくなる。

貢いでいた男は来なくなった、

母は亡くなり父は所在不明、帰る所もない

春駒が来た時から慕わしく思っていたと話し、

「これからも姉妹のように仲良くしましょうね」

と言ってくれます。

大丈夫だからお店へ行って、と促す春駒に

「春駒さん

大丈夫だなんて嘘は 妾には言わないで頂戴ね

と言って清川は出て行きます。

検査日(定期的に花魁たちが受ける性病検査)。

花魁たちは入院だけは絶対嫌だと騒ぎます。

検査の結果、春駒は入院

春駒は、何故花魁たちが入院を嫌がるのか分かりません。

入院すると嫌な臭いのするせんべい布団に2人が寝て

食事も粗末、何をしてもらうにも看護婦や医師にお金やモノを

上げなくては意地悪をされます。

入院を嫌がる理由が分かった春駒ですが、客をとらなくてよく

本が読める病院は春駒にとっては楽園でした。

春駒は千住遊郭から来た同じ年齢の小町と布団を共用します。

小町は早く帰って働き借金を返したいと言い、帰りたがらない

春駒を不思議に思います。

春駒は自分の境遇を笑って流せない、間違っていると

思っていると正直に伝えます。

小町は

「いいわね 強い人は

と言い、春駒と距離を置き始めます。

-強い?泣いてばかり、悩んでばかりのこの妾が?

考え込んでしまう春駒。

ある時小町が手紙を書けない事で他の花魁たちにバカにされ

部屋を飛び出してしまいます。

千住遊郭は吉原より格下とみられ、小町も一段低く見られて

いました。

同じ仕事をしているのに上も下もあるか

と抗議し後を追う春駒。

春駒は小町の代わりに手紙を書き、小町は春駒を「強い人」と

言った理由を話します。

花魁になり、辛い世の中で小町は慣れるしかないと泣くことを

諦め、笑って忘れる事にしていました。

辛いことを辛いと言い泣く春駒が羨ましいと小町は言います。

春駒が小町をこそ羨ましい、と言うと小町は

「ダメ 私自分を誤魔化してるだけ

貴女はそのままでいいの!」

と強い口調で言います。

小町は春駒より1日早く退院します。

明日は帰らねばならないと思うと、春駒は憂鬱になります。

春駒もついに退院。

逃げ出そうかと考えますが、無一文で実家にも帰れず、

街中へも逃げ込めない事に気づき諦めます。

楼に着くとその晩から仕事

食事が悪くなっています。冷たい飯のみで、春駒はお客の前で

お腹が鳴ってしまいます。

お客の好意でそばを頼みに行くと、

「最近よく頼まれる」

「冷えるから花魁がお客に頼むのね」

などと話すのを聞きます。

食べ物を頼むと長金花楼にもお金が入る。

春駒は、楼の主人が花魁の食事を悪くし、客に食物を頼ませて

いるのに気づきます。

あくどい主人を憐れむとともにそんな男の作った鳥籠から出られない

無力感に苛まれる春駒-。

学生客の振る舞いに周旋屋への憎しみが一層募る次巻へ。

春駒 ~吉原花魁残酷日記~(7〜11話)感想

これが事実だと言う事にぞっとします。「おばさん」は同じ女とは思えない。そんな中でいたわり合う花魁たちが美しく哀れです。

このつづきはこちらで

→春駒 ~吉原花魁残酷日記〜(12〜14話)漫画ネタバレ結末

→春駒 ~吉原花魁残酷日記〜(15〜18話)漫画ネタバレ結末

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