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笑える 腹立つ イスラム夫と共存中あらすじネタバレインシャッラ

イスラムって、どんなイメージ?イスラム国、石油、タージ・マハール。信仰を持つ人々のリアルな姿が懐かしの日本になんだか似ていて親しみが湧き起こる全編実話のコミックエッセイ。

笑える 腹立つ イスラム夫と共存中あらすじ

大人になっていろんな国を旅したハスナさん。モロッコで、顔がちょっと面白くてゆるいムスリム(イスラム教徒)ハサンに出会います。ハスナさんはハサンを、ハサンはハスナさんをそれぞれ「神の名のもとにとんでもねーことする」イスラム教徒、「神を恐れていない…何をしでかすか分からないアブナイ」無神論者と思っていましたが、付き合ってみると「べつに…フツー」。朝起きて夜寝て、働いて稼いだお金で幸せになりたい。ハスナさんはイスラム教に改宗し、ハサンと結婚します。一緒に暮らして知ったのはイスラム教徒の信仰の強さと相互扶助に裏打ちされた豊かな義理人情の世界。異文化に興味ある人必見です。

著作 ハスナ(日本人)

笑える 腹立つ イスラム夫と共存中登場人物

ハスナ
日本人女性。モロッコで出会ったムスリム・ハサンと結婚(ハスナはムスリム名)、一女あり。文化・考え方の違いに怒ったり感心したりしながら暮らします。

ハサン
ハスナの夫。ハスナと結婚し日本に住んでいます。酒は飲むし礼拝はサボるし、かなーりユルいムスリム。でも相互扶助の精神と信仰心は見上げたものです。

笑える 腹立つ イスラム夫と共存中ネタバレ

ハスナさんが接したムスリムの人々の印象は、

総じて人なつこくて穏やか

だそう。

5つの義務(信仰告白、礼拝、機種、断食、巡礼)と様々な

ハラム(イスラム法で禁止された行為・食べ物)を持つ

ナカナカ大変そうな人たちと傍からは見えますが、

それでも信者?

ってほどテキトーな人もいっぱいいたそうです。

その一人がモロッコで出会ったハサン。

酒飲みで礼拝もせず、イスラーム(神に服従する者)には

見えない、前歯に隙間があって眉が繋がっている、

ちょっとオモシロイ顔のアラサー男性。

顔の事をからかうと真顔で

神の創造物にまちがいなんか 無い 

眉も前歯も神にはお考えがあってのこと

神に失礼!」

と抗議してきます。

そして前歯の隙間はハッピーゲートと言われ幸福が入って来る

と言い、

「私はいつもハッピー ハンドレラ(神さまのおかげで)

と神に投げキッス。

その幸せそうな顔を見て、ハスナは

こんなゆるい人でも神を信じてるんだ…

と驚きます。

納得いかない事も山ほど。

実家に送金ばかりしている夫に、子供が居るのにと

ハスナは腹が立ちます。

「実家に送金ばっかしてるけど

私達がピンチになったら誰が助けてくれるわけ!?

と抗議すると夫はきっぱりと

神だよ」。

ハサンによると、困っている人を助けると(喜捨)、

助けられた人が神に祈る(ありがたやあの子に幸あれ)

それを聞き届けた神が

「よし がんばってるな」と、喜捨した人にごほうび

くださり、めぐりめぐってくるのだと説明します。

なんだか日本の「情けは人のためならず」に似ていますね。

でも娘をディ●ニーランドに連れて行こうと残していたお金を

車の修理代をせびってきた弟や結婚のご祝儀代が足りない叔父

に送金され、さすがにハスナさんも激怒。

その時も

「ファミリーがこんなに困っている時に行っても楽しめるほど

ステキな場所なの?ディ●ニーって」

と言い返され、

ワタシの助けが必要なんだ!

と使命感に燃えた夫に押し切られてしまいます。

そしてこれが家族だけにとどまらないのだそう。

イスラム社会では、日本の世間で言う

「困ったことがあったら何でも言ってね」

という社交辞令は社交辞令ではなく

「仕事見つかるまで一家3人めんどう見てくれないか?」

なんて本気で言ってくる。

これがホントは問題なのではないかと思うハスナさんですが…。

妻は4人まで持ってよいとされる一夫多妻制も、

戦争で夫を亡くした女性、孤児、嫁ぎ先の無い年頃の娘たちを

生き残った男達で甲斐性のある者が面倒みてあげなさい

という意図だったそう。

その代わり複数の妻には公正にしなくてはならず、

できなければ1人にしておきなさい、という教えもあるとのこと。

喜捨の精神もモロッコでは徹底しているようで、

街を歩いているとハサンがいきなり道の端に置かれているカメ

の水を飲むみ、驚くハスナさんに、喉が渇いた人が飲めるよう

人々が水を用意するのだと言います。

「日本にはこーゆうのないの?」

と聞かれ、

モロッコには優しさが、日本には自販機がある

と思うハスナさん。

外国人とみるとお菓子、お金をくれとねだって来る子供にも

喜捨の精神は浸透しています。

ハスナさんが子供達にお菓子、お金をねだられ、カタコトで

「オカネない タベモノない」

貧しいふりをした時。

子供達は一瞬顔を見合わせると、持っていた袋をぐいぐい

押し付け行ってしまう。

中には溶けかかったぬるいチーズと固いパン。

多分これは彼らの貧しいお昼ご飯で、彼らは食べ物も無いと

言う外国人に喜捨したと言う事。

棄てることなどできず、吝嗇は二度とすまいと誓ったハスナさんでした。

このほかにも未来のことを話す時に使われる

インシャッラ(神のおぼしめすままに)

の深くて多様な意味、ムスリムはムスリム同士だけでなく

ユダヤ教徒、キリスト教徒とも結婚できるというムスリムの

結婚事情、ド派手結婚式のオカネ事情、ハラム(禁忌)、生理中

や妊娠中に礼拝禁止のホントの理由婚前交渉厳禁下での男女

交際の悩み、犠牲祭など、驚きと親しみで思わずイスラム諸国

に旅したくなる漫画です。

笑える 腹立つ イスラム夫と共存中感想

なんだか日本の2世代くらい前の人情が生きているみたいで、懐かしい感じがしました。温かく楽しく、家族を大切にし、困っている人を見過ごせないムスリム達の生活がちょっとうらやましかったです。でもやっぱり女性の活動が制限され過ぎに見え、女子には窮屈かも。

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